2022/03/16【アニサキス:寄生虫】米子保健所管内の飲食店でアニサキスによる食中毒発生 /鳥取県
鳥取県の西部総合事務所米子保健所は16日、米子市の飲食店で、アニサキスによる食中毒が発生したと発表しました。
食中毒が発生したのは米子市にある「酒菜 桔梗屋」です。
米子保健所によりますと、3月12日午後7時ごろ、この店で魚介類などを食べた神戸市に住む50代の女性が、翌日に胃痛や嘔吐などの症状を発症。
診察を受けアニサキスが摘出されたことから、診察した医師が届け出ました。
そして、神戸市から連絡を受けた米子保健所が調査し、患者がアニサキス症の原因食品となる魚介類を生で食べたのはこの店だけだったことから、この店を原因とする食中毒と判断。
米子保健所は16日、この店に対し、16日1日間の営業停止の処分を行いました。
女性は現在、回復に向かっているということです。
アニサキスは、サバやサンマ、イワシ、イカなどに寄生する寄生虫で、食べると激しい腹痛や吐き気、嘔吐などが起きるため、米子保健所は、魚は加熱したり、内臓は除去ししっかり洗ったりすることが重要としています。