2022/05/01【ウェルシュ菌:食中毒】前橋育英高校の学生食堂で食中毒 43人が腹痛など訴える /群馬県
先月下旬に前橋育英高校の学生食堂で出された食事を食べた生徒ら43人が腹痛や下痢などの症状を訴え、前橋市は食中毒と断定し、食堂の運営会社を3日間の営業停止処分としました。
前橋市保健所によりますと、先月27日に市内の医療機関から「前橋育英高校で寮生活をしている7人が体調不良を訴えている」と連絡がありました。
保健所が調べたところ、高校の学生食堂を先月25日から27日の夕食時に利用した前橋育英高校の寮生のほか、系列の「育英大学」の学生、合わせて43人に腹痛や下痢などの症状があり、一部の生徒らからウエルシュ菌という細菌が検出されたということです。
保健所は食堂の食事が原因の食中毒と断定し、運営会社の「ビーグラッド」を今月1日から3日間の営業停止処分としました。
入院した人はおらず、全員が快方に向かっているということです。
ウエルシュ菌はカレーやシチュー、煮物、大量に調理した食品が原因になることが多く、前橋市で発生したのはおととし以来だということで、保健所は、調理したあとはなるべく早く食べたり、すぐに冷却して低温で保存したりするよう呼びかけています。