2022/05/11【食中毒】稚内で学校給食再開 約240人体調不良の原因は特定できず /北海道
先月、学校で給食を食べた児童や生徒などおよそ240人が体調不良を訴えた稚内市で11日、給食が再開されました。市は当初、給食が原因の集団食中毒の可能性もあるとみて調べていましたが、原因は特定できなかったということです。
先月19日、稚内市の小学校7校と中学校5校で、給食を食べた児童や生徒と教職員合わせておよそ240人が下痢やおう吐などの症状を訴えました。
市は、市内の給食センターで調理された給食が原因の集団食中毒の可能性もあるとみて、給食の提供を休止して調べていましたが、食中毒の原因となる細菌やウイルスは検出されず、原因は特定できなかったということです。
市は、給食センターの調理場を消毒したうえで11日、給食を再開しました。
11日は稚内保健所の職員が給食の調理に立ち会ったということです。
稚内市教育委員会の学校給食課は「保健所の助言を踏まえてよりいっそう給食を調理する際の衛生管理を徹底していきたい」としています。