2022/06/08【ウェルシュ菌:食中毒】島田市の介護施設でお年寄り60人が食中毒 /静岡県
島田市にある介護施設でお年寄り60人が下痢などの症状を訴え、保健所はこの施設で作られた食事が原因の食中毒と断定し、施設に入っている業者を8日から当分の間、営業禁止としました。
県によりますと島田市にある介護老人保健施設「エコトープ」で6月4日、70代から90代の利用者60人が相次いで下痢や腹痛の症状を訴えました。
症状が出た人はいずれも6月3日に施設で提供された夕食を食べていたほか、調理を行っていた人や夕食で出された「けんちん煮」から「ウエルシュ菌」が検出されたため、保健所はこの施設の食事が原因の食中毒と断定しました。
保健所は施設に入っている給食業者「東洋食品フードサービス」を8日から当分の間、営業禁止としました。
この食中毒で重症になった人はおらず、症状がある人もいまはいないということです。
県によりますと「ウエルシュ菌」の食中毒はカレーなどの煮込み料理が原因になることが多く、菌の増殖を防ぐため常温で放置しないことが大切だということです。
また、気温が高くなるこれからの季節は特に注意が必要だとして調理した食品は10度以下で保存するよう呼びかけています。