2022/07/14【アニサキス:寄生虫】飲食店でアニサキス食中毒 原因はシメサバ、アジの薬味あえか 広島市2日連続の発表 /広島県
広島市は市内の飲食店で11日、鮮魚介類を生で食べた1人が腹痛や吐き気を訴え、医療機関でアニサキスが摘出されたと発表しました。市は原因の食品として、シメサバ、またはアジの薬味あえを挙げています。
広島市によりますと、11日に広島市中区の飲食店「そらや」で鮮魚介類を生で食べた2人のうち1人が、同日午後9時ごろから上腹部痛、吐き気を訴え、翌日に受診した医療機関で、アニサキスが摘出されたということです。
広島市保健所は、アニサキスによる食中毒と判断し、飲食店に対して、生食用鮮魚介類の調理と販売の禁止を命令しました。
広島市などは、魚介類を刺身などに加工する際は、アニサキスが寄生していないか、目視で確認し、取り除くよう呼び掛けています。
【予防のポイント 広島市ホームページより】
●アニサキスは酢や醤油、塩、わさびでは死にません。しめ鯖などの加工品も刺身と同様に注意が必要です。
●加熱により死滅します。筋肉の内部まで入り込んでいる場合があるため、中心部まで十分に加熱しましょう。
●冷凍により死滅します。-20℃で24時間以上を目安に内部までしっかり冷凍しましょう。
●アニサキスは通常魚の内臓に寄生していますが、魚が死に鮮度が落ちると内臓から筋肉に移動します。筋肉に移動したアニサキスは発見が難しくなるため、早めに内臓を除去しましょう。
●内臓にアニサキスが寄生していた場合は、生食やしめ鯖への加工は止めましょう。
●魚介類を刺身等に加工する際は、アニサキスが寄生していないか目視で確認し、取り除きましょう。