2022/08/10【新型コロナウイルス:COVID-19】河野知事 今週中にも「医療非常事態宣言」の発令を検討 /宮崎県
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、河野知事は今週中にも県の警戒レベルで最も高い「医療非常事態宣言」の発令を検討していることを明らかにしました。
県では、具体的な今後の対応について、11日に対策本部会議を開き決定することにしています。
これは河野知事が10)の記者会見で明らかにしました。
この中で河野知事は「医療従事者が感染したり濃厚接触者になることによって通常の医療にも影響が及び、見かけの数字以上に医療現場がひっ迫している」と述べました。
さらに「3週間連続でその曜日の過去最多を更新し続けていることを重く受け止め、感染者の動向などを見ながらお盆の前にはより強いメッセージが必要ではないかと考えている」と話し、今週中にも県の警戒レベルで最も高い「医療非常事態宣言」の発令を検討していることを明らかにしました。
県内の医療現場では、一般の救急患者が搬送後に新型コロナの陽性が判明し院内で感染が広がるなどして、専用の病床以外の一般病床に入院している新型コロナの患者が8日時点で227人と、この2週間ほどの間に10倍近くとなり、負担が増加しているということです。
県では、具体的な今後の対応について、11日に対策本部会議を開き決定することにしています。
河野知事は「コロナ病床が用意できていても稼働することができない課題に直面している。感染を早期に抑制させるため、どのような対応が必要か至急対応を検討したい」と話していました。