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- 2022/08/24【新型コロナウイルス:COVID-19】マスク、ワクチン、第7波はいつ終わる…小学生に聞いたコロナの「ギモン」に専門家が答える
2022/08/24【新型コロナウイルス:COVID-19】マスク、ワクチン、第7波はいつ終わる…小学生に聞いたコロナの「ギモン」に専門家が答える
夏休みもあと一週間あまりとなりました。間もなく2学期が始まる小学生たちに、新型コロナについて、いま気になっていることをインタビュー。感染症に詳しい専門家に、その疑問に答えてもらいました。
子どものギモン1つ目は、マスクについて。
「外国ではマスクを外しているから日本もしなくてもいいんじゃない?」(小学4年生)
「日本はマスクをしてるのにこんなに感染者が増えるのかな?マスクは意味あるのかな?」(小学6年生)
答えてくれるのは、愛知医科大学感染症科の三鴨廣繁 教授です。
■Q:マスクをしているのになぜ感染者増える
A:統計上の問題がある。日本は濃厚接触者を同定(特定)して検査をやっている。欧米は濃厚接触者の同定(特定)をやめている。検査数も少ない。外国はウィズコロナとしてコロナに感染して症状が出たら休めばいいと考え方を変えている。日本も今後そういう考え方に代わる可能性はあるが、『なぜ(外国は)少ないのか』は本当は多いと思う。数字に現れていないだけと思っていい。マスクが有効というのは分かっているので、少なくとも屋内でマスクを外すのは、まだまだ難しい(愛知医科大学 感染症科 三鴨廣繁 教授)
■新しいワクチンについて
2つ目は、新しいワクチンについて
「次ワクチンを打つなら新しいワクチンを打った方がいい?新しいワクチンの方が進化しているから副反応も強いのかなって思っています」(小学6年生)
「新しいワクチンを試した方がいい。コロナが落ち着くかも知れないから」(小学3年生)
■Q:新しいワクチンについて
A:今のワクチンでもBA.5という変異株にも効果はあるので、これだけの感染状況なので私は接種することをオススメする。新しいワクチンは今までのワクチンにオミクロン用の抗体を突くようなシステムにした2価ワクチン。効果は高いが副反応は赤くなったり腫れたりするのが一般的。新しいデータは我々も存じ上げないし、提示されていないので、基本的には新しいワクチンがいいけれど政府がどういうワクチンを皆さんに打つようにするかは、政府が決めるのでその方針を待たないといけない(愛知医科大学 感染症科 三鴨廣繁 教授)
■第7派と学校生活について
3つ目は、第7派と学校生活について
「第7派はいつ終わるのかな?」(小学6年生)
「もうすぐ修学旅行で中止されたら悲しいので第7派が終わってほしい」(小学6年生)
「5年生で中津川に行ったとき例年なら2泊3日だけど、僕たちの時だけ日帰りに。10月の修学旅行も日帰りになったら嫌だ」(小学6年生)
■Q:第7派いつ終わる
A:第7波は高止まりじゃないですか、2学期が始まって学校へ行くようになって、感染もなかなか収まっていくというわけにはいかない。わたしは2学期が始まると高止まりでこのままいくのではないか思う。我々が一番危惧しているのは新たな変異株。ケンタウルスというニックネームがついている。さらに感染力も強いのでその株が流行することになると、第7波から突然また増える第8波にそのまま移行してしまう可能性もある。その辺は今後の動向を見ないと分からない。9月はまだ暑いけど窓を開けて喚起するこういうことを徹底することが大事。忘れていけないのが手指衛星、手洗い・アルコール消毒こういったものが大事だと思う(愛知医科大学 感染症科 三鴨廣繁 教授)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f186ab4c33245a78ab5a382ee296548b3949e639?fbclid=IwAR1tG2v1xiWhqPrhakgxz1QqS74SISccUVBDj5M6_a-RkYC2Uov3AU_Whqg