京都市で今年、梅毒患者の報告数が急増している。6月時点で51人となり、過去最多だった昨年の同期比で1・6倍に上る。市は無料検査の受診などを呼びかけている。
市によると、内訳は男性27人、女性24人で、20~70代。特に20代女性が14人と目立つ。感染経路は異性との性的接触が40人と大半を占め、女性の方が症状が進行した状態で報告される傾向にあるという。
昨年は1年間で78人、6月時点で31人だったため、今年は過去最多を上回る勢いになっている。市は急増の理由について「はっきり分からない」としつつ、SNS(交流サイト)での不特定多数との出会いの広がりなどが影響していると推測する。
梅毒は症状がなくても他人にうつす恐れがあり、妊婦が感染すると死産などのリスクもあるという。市は注意喚起のチラシを作り、匿名で受けることができる市の無料検査について周知している。検査の問い合わせは京都工場保健会0120(636)040。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af5da56b33580c4e4868a5d0b1fefc80611ec0e6?fbclid=IwAR3KrgQb9VPxzdZN6eSxg2Pvwc8T0r08d_TIDRE5yAAuQRNXsXSIm57vulI