2022/08/30【新型コロナウイルス：COVID-19】2022年のコロナ倒産が1364件に～新型コロナ関連倒産3973件～　／帝国データバンク

8月30日は新たに14件の新型コロナウイルス関連倒産（法的整理または事業停止〈銀行取引停止処分は対象外〉、負債1000万円未満および個人事業者を含む）が確認された。その結果、同日16時現在の新型コロナウイルス関連倒産は全国で累計3973件（法的整理3676件、事業停止297件）となっている。負債1億円未満の小規模倒産が2321件（構成比58.4％）を占める一方、負債100 億円以上の大型倒産は7件（同0.2％）にとどまっている。

【発生時期別】

2020年が840件、2021年が1769件、2022年が1364件となっており、2022年は2000件に達するペース。月別では今年3月が208件で最多。今年8月発生の倒産は115件確認されている。

【業種別】

「飲食店」（599件）が最も多く、「建設・工事業」（503件）、「食品卸」（203件）、「ホテル・旅館」（162件）が続く。製造・卸・小売を合計した件数は、食品が444件、アパレルが290件となっているほか、ホテル・旅館、旅行業、観光バス、土産物店などの観光関連事業者の倒産は300件となっている。

【都道府県】「東京」（744件）、「大阪」（405件）、「神奈川」（238件）、「福岡」（206件）の順で、東京と大阪(1149件)で全体の28.9%、1都3県（1209件）で全体の30.4％を占めている。

■新型コロナウイルス関連倒産について

「新型コロナウイルス関連倒産」とは、原則として新型コロナウイルスが倒産の要因（主因または一要因）となったことを当事者または代理人（弁護士）が認め、法的整理または事業停止（弁護士に事後処理を一任）となったケースを対象としている。個人事業主および負債1000万円未満の倒産もカウントの対象としているほか、事業停止後に法的整理に移行した場合、法的整理日を発生日としてカウントしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/648e683bca21174b1e8cb8b75ca099d6aca3a5d9?fbclid=IwAR30g8GysYh22CMIWFrlOr5NK3g97aPF5hqmEBIp-BOVYbwbvQteF2Ov750