2020/07/06【集団食中毒】給食食中毒 6日も56人が欠席 /埼玉県
埼玉県八潮市で小中学校の給食が原因で起きた集団食中毒は、これまでに3400人余りの児童や生徒などが症状を訴え、発覚から1週間余りがたった6日も56人の児童・生徒が欠席するなど、影響が続いています。
埼玉県などによりますと、先月28日、八潮市内の医療機関から「複数の子どもが下痢などの症状を訴えている」と連絡があり、調べたところ今月2日までに市内に15あるすべての小中学校の児童や生徒、それに教員のおよそ半数にあたる3453人が症状を訴えたということです。
いずれも命に別状はないということですが、発覚から1週間余りがたった6日も児童や生徒56人が欠席するなど影響が続いていて、市の教育委員会は給食を当面中止し、今週は児童や生徒に弁当を持参してもらう対応をとっています。
症状を訴えた複数の児童や生徒が、先月26日に市内の調理施設でつくられた給食を食べていたことから、県は給食による集団食中毒と断定し原因となった食材の特定を進めています。
八潮市教育委員会学務課の田口周一課長は「先月から学校が再開され、ようやく慣れてきたところで食中毒が発生し、子どもたちには本当に申し訳なくケアを行っていきたい。県の調査を待ち調理施設の対策を徹底した上で給食の再開を判断したい」と話しています。