2021/02/26【食中毒】レストランで水飲んだ客、のどに焼けるような痛み…「薄めた漂白剤そのまま提供」 /神奈川県
川崎市は25日、同市高津区のレストラン「Italian Kitchen vansan 溝の口店」で食中毒が発生したと発表した。客の40歳代男性2人が吐き気やのどの痛みなどを訴え、2人が飲んだ水の残りから塩素が検出された。市は同店を1日営業停止処分とした。2人とも軽症で快方に向かっている。
市保健所によると、23日午後3時40分頃、片方の男性の家族から「店で昼食を取った際、デキャンターで提供された水を飲んだら、塩素の臭いとのどに焼けたような痛みを感じた」と連絡があった。同じ頃に同店を訪れたもう1人の男性も同様の症状を訴えたという。
市保健所の調査で、提供された水から極めて濃い塩素が検出された。同店は前夜、洗浄のためデキャンターに水で薄めた漂白剤を入れており、「捨てずに誤ってそのまま提供してしまった」と説明しているという。