2021/03/01【ウェルシュ菌】給食で700人余食中毒 上尾 /埼玉県
埼玉県上尾市の中学校に通う生徒などおよそ700人が下痢や腹痛などの症状を訴え、埼玉県は、給食が原因の集団食中毒と断定し、詳しい原因を調べています。
埼玉県によりますと、今月18日、上尾市の教育委員会から市内の中学校で複数の生徒が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴えていると連絡がありました。
県の保健所が調べたところ、症状を訴えているのは、市内の5つの中学校の生徒700人と教員18人の、合わせて718人に上りました。
県によりますと、症状を訴えた生徒などから食中毒の原因となるウエルシュ菌が検出され、症状が出た状況から今月17日に出された給食が原因の集団食中毒と断定しました。
生徒などの中に入院した人はおらず、全員快方に向かっているということです。
5つの中学校では、上尾市内にある給食の共同調理場と、各学校にある給食室で調理したメニューを出していて、この日は、広東めんと手作りシューマイ、それにスイートポテトと牛乳だったということです。
県は、共同調理場や給食室の消毒を行うとともに、食材を分析するなどして食中毒の原因を調べています。
5つの中学校では、今月19日から給食を中止しています。