2020/08/16【新型コロナウイルス:COVID-19】新型コロナで医師126人と警察官400人死亡 /ペルー
ペルー保健省は15日、新型コロナウイルス感染症による1日の感染者数をパンデミック宣言以来最多の9507人と発表。感染拡大に伴う日曜終日外出禁止の再適用開始を翌日に控え、累計死者数も2万6000人を超えた。
15日午後零時現在の累計感染者数は52万5803人、死者数は前日比で219人増え累計2万6075人に。これらの死者には医師126人のほか、3月16日の全国一律ロックダウン以来市中の警備などにあたっていた警察官400人が含まれている。
6月中旬に減少し始めていた新型コロナウイルスの感染者数と死者数は、経済活動の漸進的再開に伴う7月1日の外出制限緩和以来再び上昇に転じ、先週の一日当り平均感染者数は過去の平均(3328人/日)の倍以上となる7005人/日に達した。
感染再拡大の兆候を受けペルー政府は12日、リマを含む国内18州で7月1日以降解除されていた日曜の終日外出禁止措置を今月16日から再び適用すると決定、家族同士による集会の禁止も含めた改正大統領令を同日付けで公布した。
3300万の人口を抱えるペルーは、ラテンアメリカ諸国中パンデミック下のCOVID-19累計死者数がブラジル、メキシコに次いて3番目に多く、累計感染者数もメキシコと域内2位を争っている。
一方、国内の死者数に関しては、超過死亡に含まれるCOVID-19疑い例を算入すればおよそ5万人になるというメディアの主張が議論を呼んでいる。