2020/04/27【新型コロナウイルス:COVID-19】感染症専門医「GW後も緊急事態宣言が解除されない可能性」
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、来月6日までとされている緊急事態宣言はどうなるのか。感染症の専門医は、ゴールデンウィーク後も緊急事態宣言が解除されない可能性を示唆し、一層の危機感を持つべきだと呼び掛けています。
感染症の専門医で、富山大学附属病院の山本善裕教授です。県内での感染拡大の要因を院内感染と市中感染が同時に起きているためと指摘。感染を終息に向かわせるためにゴールデンウィークが極めて重要な時期であると話します。
富山大学附属病院総合感染症センター 山本善裕教授「富山においてもゴールデンウィークは本当に大事。GWで8割の接触低減は最低限の目標。これをやっても東京の感染拡大は止まらないし富山も同じレベル。まずはGW。でも、そこで終わりではない。その先もあると覚悟が必要。ただ先があるからと言って、自粛ができてないと、医療崩壊だけではなく、県民の生活自体も崩壊する可能性がある。GWが、まずは勝負。皆さんの協力が必要」
その上で、外出の自粛は県内の感染者の80%以上を占める富山市だけでなく、県民全体で取り組む必要があるとしています。
山本善裕教授「特に気をつけなくてはならないのが、感染者が多い富山市だけでなく県民全体が危機感を持って外出の自粛をこころがけること。3つの密が一つもあてはまらないように、かつ外出の時はマスクをつけることが絶対に必要」