2020/04/28【新型コロナウイルス:COVID-19】米国人の食卓から肉が消える日近づく、新型コロナで供給網が崩壊 /アメリカ
新型コロナウイルスの感染拡大は、米国の食品サプライチェーンを限界に追い詰めている。
食肉加工設備が閉鎖され、消費者が店で食肉を買えなくなる状況は極めて近い。その一方で畜産農家は、数百万頭もの家畜の処分を迫られる可能性が高い。
米食肉最大手タイソン・フーズのジョン・タイソン会長は、「食品サプライチェーンが崩壊しつつある」と述べた。
新型コロナの感染拡大で、米国では大規模な食肉処理場が閉鎖に追い込まれている。処理場が閉鎖されれば生産者は売ることができないため、農家は家畜処分という厳しい決断をせざるを得なくなっている。米政府がセンターを設置し、家畜処分の手法を指南する程に深刻な事態だ。
タイソン会長は同社ウェブサイトに投稿したブログで、「数百万ポンドもの食肉が消える」と指摘。「食肉不足という状況に加え、これは深刻な食品廃棄物の問題でもある。国中に行き渡る供給があるというのに、全米の農家が家畜の売り場を失った。数百万もの鶏や豚、牛が処分されることになる」と記した。
https://www.bloomberg.co.jp/…/2020-04-27/Q9GK0ADWRGG101