2021/09/14【新型コロナウイルス:COVID-19】精神的理由で長期療養の教職員の16%が感染拡大の影響訴え
昨年度、県内の公立学校で精神的な理由で長期療養をした教職員は156人で、このうち16%が新型コロナウイルスの感染拡大の影響を訴えていることが県教育委員会のまとめでわかりました。
兵庫県教育委員会によりますと、昨年度、県立学校と神戸市を除く公立の小中学校で、精神的な理由により90日以上の長期療養をした教職員は156人で、前の年度に比べ5人増えました。
療養の理由としては「自身の健康状態や家庭の問題」が最も多く55.1%。
「学級運営や生徒指導など業務全体への不安」が51.5%。
「管理職や同僚、保護者などとの人間関係」が21.5%となっています。
さらに、新型コロナウイルスへの対応が原因で長期療養をしたと答えた教職員があわせて16%いて、「新型コロナウイルスへの感染不安・ストレス」が9.6%、「感染症対策による業務量の増加、業務への不安・悩み」が6.4%となっています。
県教育委員会は、去年の夏以降に療養者が増加していることから、臨時休校による夏休みの短縮や授業計画の変更、学校での感染対策対応に伴う不安などが、教職員のメンタルヘルスに影響を与えたのではないかと分析していて、「新型コロナの状況は今も続いているので、引き続き心のケアなど対策を強化したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20210914/2020015291.html