耐性ウイルス出現のメカニズムについて
1)増殖時に自分自身の遺伝子をコピー
2)遺伝子のミスコピーが起こり遺、伝子配列が変異
3)遺伝子がミスコピーされたウイルスの中からさらに遺伝子がミスコピーされたウイルスが発生
4)繰り返されるこの過程の中で耐性ウイルスの誕生
ウイルスが増殖するときには、感染した細胞の中で自分自身の遺伝子をコピーします。
この時、ミスコピーが起こると遺伝子の配列が変わってしまい、ウイルスの変種が出来ます。
ウイルスの増殖速度はものすごく早いので、ミスコピーの起こる回数や種類は、ものすごく多くなります。
このミスコピーによって出来た多くの変種の中に、耐性をもつウイルスがまぎれています。
耐性を持つウイルスは薬の攻撃をかいくぐり、どんどんその数を増やして行きます。
その過程でさらにミスコピーが起こり、どんどん耐性ウイルスの種類は増えて行きます。