次亜塩素酸水の活用について
近年、ノロウイルスの流行によりアルコールや次亜塩素酸ナトリウムに代わる薬剤として注目を浴びております。
ノロウイルスは構造上の問題で、アルコールの効果が効きにくいという問題があります。
そこでノロウイルスに有効な塩素(次亜塩素酸ナトリウム)を希釈して消毒・滅菌を行いますが、塩素臭や金属の酸化・サビ、人体に使用できないなどの取り扱いの難しさがあります。
そのことから、取り扱いの容易さを求めた製品が次亜塩素酸水になります。
次亜塩素酸水は2種類存在します
精製方法により2種類あります。
電解式
塩化ナトリウム水溶液(いわゆる食塩水)・希塩酸等を電気分解して生成
特徴
・分解速度が極端に速く、保存には適さない。
・大量の精製が短時間で可能。
・食品添加物として使用可能。
中和式
次亜塩素酸ナトリウムを希塩酸と水で希釈混合し、中和して生成
特徴
・電解水に比べその分解速度が500倍以上遅いため、ある程度の保存が可能。
共通の特徴
- ほぼ全てのウイルス・細菌に対して除菌効果があります。
- 人体に害がなく、万が一飲用しても安全な製品が多いです。
- 超音波加湿器で噴霧するなど、使用用途の幅が広いです。
- pH値は5.0~6.0前後の製品が多いです。
濃度と使用方法について
200ppm
一般的に市販されている原液の濃度
100ppm
スプレーガン等で噴射して除菌する濃度
20ppm
超音波加湿器で空間に噴霧する濃度