環境によるアレルギーについて
環境、特に空気の重要性
専門機関での調査によると、人が生涯で摂取する物質の質量比は、室内空気が57%、公共施設の空気が12%、合わせて69%であり、多くの人が意識していない屋内施設の空気が圧倒的な割合を占めています。健康と言うと、食物や飲み物ばかりに意識が行く方が大勢いますが、屋内施設の空気による影響が最も大きいのです。
また、危険な食物や飲み物は、各自の判断で避けることは出来ますが、空気だけは吸うのを我慢することは出来ません。5分も空気を吸うのを我慢すれば、命にかかわることでしょう。
また、体重50Kgの人で一日に食物を2Kg、水分を2ℓ、空気を20Kg摂取しているそうです。このことからも空気の質が人体に与える影響は重要であることがわかります。
人が摂取接種する物質の量
人が生涯摂取する物質量
・室内空気 :57%
・公共施設の空気:12%
・屋内空気の合計:69%
人が1日で摂取する物質量 ※体重50Kgの人の場合
・食物:2Kg
・水分:2ℓ
・空気:20Kg
空気の成分について
地球上の大気の構成比率は、窒素が78%を占めており、次いで酸素が21%、その他が1%となっております。(※その他;二酸化炭素、アルゴンなど。)
それ以外の成分や物質は、空気の成分としては不純物となり、空気を汚す原因です。つまり、大気汚染とは不純物が空気中に多く含まれていることを指します。
不純物の代表的なものとしては、上記のように、ウイルス、菌、カビ、揮発性有機化合物(VOC)、ハウスダストなどがあります。
市販の空気清浄機において、ハウスダストはフィルターで集塵する事が可能ですが、揮発性有機化合物(VOC)は集塵する事は不可能です。
なぜなら、揮発性有機化合物(VOC)は気体、つまりガスですので、その粒子は非常に小さくフィルターを通過してしまいます。
その大きさは現在問題となっているPM2.5よりもはるかに小さい粒子になります。
ハウスダスト、花粉、PM2.5、VOC粒子の大きさ
アレルギー、シックハウス症候群、化学物質過敏症について
アレルギー疾患をお持ちの方が、揮発性有機化合物(VOC)を吸い続けてしますと、シックハウス症候群、さらには化学物質過敏症へとつながる事例が多いです。