2019/02/23【リンゴ病】15歳以上の“半数”は危ない!? 流行中の「リンゴ病」を医師が解説
リンゴ病は、ヒトパルボウイルスB19による感染症のこと。両頬がリンゴのように赤くなることからリンゴ病と呼ばれることがありますが、正式名称は“伝染性紅斑”と言います。
感染経路については風邪などと似ており、患者の咳や鼻水の飛沫、手などに付着したウイルスから感染します。潜伏期間は1~2週間で、その間は無症状の状態。そして、潜伏期間後に微熱や風邪症状が出て、さらにその約1週間後、頬や体幹に赤い発疹が出てくるのが特徴です。
丸田先生は「リンゴ病だと気づくことができるのは、頬や体幹に赤い発疹が出てきてから」と話し、さらに、ウイルスの感染力が強いのは発疹が出る前段階、風邪症状のときだと解説します。そのため、リンゴ病だと気づかずに、人にうつしてしまう可能性があるのだとか。
リンゴ病にはワクチンや抗ウイルス薬がありません。予防のためには、一般的な風邪の予防と同じく、手洗い・うがいやマスクの着用に取り組むことが重要です。
1度感染すると終生免疫を得ることができ、一般的には再感染しないとされているリンゴ病。通常は子どものころに感染が起こり、15歳までに半数の人が抗体を得ているそうですが、「残りの半分はかかる可能性があるので注意が必要」と丸田先生は呼びかけました。
最後に、「丸田先生のリンゴ病ならもらってもいい」とジョークを飛ばす梅沢富美男さん。丸田先生は「私が(梅沢さんに)近づきません!」とバッサリ切り捨て、スタジオは笑いに包まれました。