2019/03/26【カンピロバクター】武雄の居酒屋、8人が食中毒 県が営業停止命令 /佐賀県
佐賀県は25日、カンピロバクターによる食中毒が発生したとして、武雄市武雄町の居酒屋に対し、同日から3日間の営業停止命令を出した。来店したグループの20~60代の男女8人に下痢や腹痛、発熱の症状が出た。現在は回復しているという。
県生活衛生課によると、8人を含む同じ職場の10人が15日に店を訪れ、鶏の刺身やたたきなど、未加熱か、加熱が不十分な鶏肉を食べた。1人が症状を訴えて武雄市内の医療機関を受診、医療機関が杵藤保健福祉事務所に食中毒の症状があることを報告した。
保健所が8人中5人を検便したところ、5人ともカンピロバクターが検出された。店は23日から営業を自粛している。
カンピロバクターは鶏や牛などの腸管内にいる細菌で、少量でも食中毒を引き起こすが、熱に弱い。県内でのカンピロバクターによる食中毒は今年初めてで、18年は4件発生した。生活衛生課は「十分に加熱調理をしてほしい」と注意を呼び掛けている。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/354136