2019/07/23【腸管出血性大腸菌:O111】腸管出血性大腸菌O111 保育所で園児16人集団感染 /群馬県
群馬県は22日、みどり市内の保育施設で園児16人があいついで腸管出血性大腸菌O111に感染したと明らかにした。
桐生保健所は今月10日、県東部のみどり市にある保育施設で5歳未満の園児が発熱や軟便、腹痛などの症状で医療機関を受診したと報告を受けた。そこで翌11日、この保育施設を調査したところ、最初の患者が発症した先月30日以降、同じ症状を訴える園児があいついでいたことが判明。これまでに患者の数は16人に増えている。
これまでのところ重症者はいないが、保健所は園児と職員の検便を進め、感染拡大の防止策を指導している。
O111は、O157と同様、ベロ毒素を作り出す腸管出血性大腸菌の一種で、2011年、富山県や福井県などの焼肉店でユッケを食べた客181人がO111による食中毒に感染し、うち5人死亡、32人が重症となった事件で知られるようになった。
https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/0/30404.html