2021/04/20【新型コロナウイルス:COVID-19】ロシアでも新型コロナの変異ウイルス2種類確認 /ロシア
ロシアの保健当局は19日、新型コロナウイルスの同国固有の変異ウイルスが確認されたと明らかにした。シベリア型と北西部型の2種類で、従来のウイルスに比べて症状が重くなるというデータはないとしている。
新型コロナウイルス問題を管轄する連邦消費者保護・福祉監督庁のポポーワ長官が同日、ロシア科学アカデミーの医療部門の会合で述べた。ロシアでも英国型や南アフリカ型の変異ウイルスが確認されていると述べた上、「シベリア型や北西部型の形成がみられる」と指摘した。
ポポーワ氏はロシア固有の変異株の詳細は明らかにしていない。ただ、科学アカデミーの医療部門で研究を進める見通しで、こうした変異株に関する材料が集まり次第、公表すると述べた。
ロシアでは2020年12月に1日当たりの新規感染者数が3万人近くまで増えたが、年明け以降は急速に減少し、4月に入ってほぼ8000人台後半で推移している。昨年8月には新型コロナの国産ワクチン「スプートニクV」を承認し、今年1月から国民への大規模な接種を始めた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR19ASP0Z10C21A4000000/