2021/04/20【新型コロナウイルス:COVID-19】新規感染12人 高齢者施設で感染拡大 /山形県
県は新たに12人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。高齢者施設でのクラスターが、さらに拡大しています。
感染が確認されたのは、寒河江市が6人、山形市が4人、中山町、遊佐町で各1人の計12人です。寒河江市の6人と中山町の1人は、クラスターの発生が確認されている介護施設「寒河江やすらぎの里」の利用者と職員です。7人はPCR検査で一度、陰性が確認されていましたが、その後 再び検査を行ったところ陽性が確認されたということです。
【新型コロナワクチン接種総合企画課 阿部英明 課長】
「施設で感染対策を すでに講じているが、対策を講じるそのはざまというかゾーニングする前に感染していた可能性も否定できない」
この施設での感染者は利用者と職員 計21人となりました。このほか、山形市の1人と遊佐町の1人については、過去の感染者との関連は分かっていません。2桁の感染確認は2日連続で、感染者の累計は1361人となりました。
県内の今月の感染状況をみると、連日 20人を超える新規感染者が確認され、また、17日まで31日連続で2桁の感染者が出ました。しかし、18日 1カ月ぶりに1桁となり、減少の兆しも見え始めています。
一方、亡くなった人が19日まで5日連続で確認されるなど、死者が増えています。県内の死者の累計は29人で、このうち約半数が今月に入り亡くなっています。
さらに、現在98人が医療機関に入院していて、このうち重症者は19日から1人増え、5人となっています。死者、重症者の増加に危機感が高まっています。
【県健康福祉部 大場秀樹 次長】
「感染者の中で高齢の方が多くなってきている。家庭、職場における一層の感染防止対策が高齢者の感染を防ぐことにもなる」
https://www.yts.co.jp/news/news-19440/