2021/05/08【新型コロナウイルス:COVID-19】医療崩壊迫る…医師が悲痛な訴え 感染症対策を呼びかけ 長崎市 /長崎県
長崎市では感染拡大に歯止めがかかりません。
医療関係者は「危機的状況を通り越している」として、対策の強化を呼びかけています。
長崎大学病院感染制御教育センター 泉川 公一 センター長「増え方が尋常ではないというのは間違いない事実。個人的な感想としては、これはまだ(第4波の)入り口だと思っている」
長崎市では、5月1日から7日までの1週間に 198人の感染が分かりました。
長崎医療圏では病床の76.4パーセントが埋まっていて、医療関係者は「かつてない大災害」と強い危機感を示しています。
長崎みなとメディカルセンター 門田 淳一 院長「大阪や東京などで起こっている自宅あるいは宿泊療養施設で、不幸にも亡くなられる方が出る可能性がある。それが目前に迫っている」
長崎みなとメディカルセンターには集中治療室が16床あります。
新型コロナの重症患者がさらに増えるとゾーンを分けるため、一般の集中治療室を6床まで減らさなければならず、救急救命が破綻するおそれがあるとしています。
これ以上感染者を増やさないために「家族や同僚以外との接触を避け、県外への移動や、カラオケの利用などを自粛してほしい」と呼びかけています。
https://www.ktn.co.jp/news/detail.php?id=20210508003