2021/06/08【新型コロナウイルス:COVID-19】新型コロナのホテル療養者死亡 酸素数値読み違え /京都府
新型コロナウイルスに感染した60代男性が、ホテルで宿泊療養中の5月下旬に亡くなり、死亡原因を検証していた京都府は8日、担当看護師が血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターの数値を読み誤り、酸素投与などの適切な医療が行われていなかったと発表した。本来は、重症で入院が必要な数値だった。
府によると、男性は軽症のため本人の希望で5月20日に入所し、25日夜までは安否が確認できたが、その後連絡が取れず15時間後の26日午後に死亡が確認された。ホテルにいた看護師らは新規入所者の対応などに追われ、すぐに部屋を訪れられなかったという。25日の血中酸素濃度を確認した看護師は「入院の必要はない」と判断していた。
今月5日、府などが男性の血中酸素濃度を再検証したところ、本来は52~76%の重症だったことがわかった。看護師が機器に一緒に示されていた血中酸素濃度と脈拍の数値を読み違えていたとみられる。
また府は、少なくとも6時間にわたり安否が確認できなかったにもかかわらず、看護師らが対応しなかったことについても問題視。今後は速やかに様子を確認する規程も定めた。
府健康福祉部は「機器の数値を見誤ったことは間違いない。ただし、これが死亡の原因につながるかは不明で、現在も検証中」と説明している。
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