2021/06/17【新型コロナウイルス:COVID-19】注射器を再使用か 新型コロナワクチン 福島・郡山市の高齢者施設 /福島県
福島県郡山市は十六日、高齢者施設を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種で、使用済みの注射器を誤って一人に再使用した可能性があると発表した。現在のところ健康被害は確認されていない。
市によると、施設の看護師が十五日に入所者と職員の計二十四人に接種した際、終了後にワクチンが入ったままの注射器が一本残った。使用した注射器は専用の容器に入れて廃棄する決まりになっているが、使用済みの注射器を未使用注射器が入ったトレーに戻し、再使用したため一本残ったとみられる。
使用済み注射器にはワクチンが入っておらず、目視で判断できる。厚生労働省は接種前に注射器にワクチンが入っているかどうかを確かめるように求めているが、看護師は確認作業を怠った可能性があるという。
二十四人の接種は一回目で、市は二回目接種を予定通りに行う。使用済み注射器を使われた可能性がある人は特定できておらず、二回目接種後に抗体ができているかどうかを検査し、抗体が十分でない人にワクチンを再接種する。
血液を介した肝炎などの感染リスクを調べるため、市は二十四人全員の血液検査も実施する。
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2021061787542