2020/06/10【新型コロナウイルス:COVID-19】札幌の「昼カラオケ」集団感染計13人に 高齢者多く /北海道
札幌市は10日、「昼カラオケ」を通じて新型コロナウイルスへの感染が広がったとみられる同市の喫茶店のクラスター(感染者集団)について、感染者が3人増えて計13人になったことを明らかにした。3人とも60歳以上の客で、この店の感染者は客10人と従業員3人となった。
市保健所の担当者は「昼カラオケの客は高齢者が多く、重症化するリスクが高い。感染者は判明している以上に多い可能性がある」として、この喫茶店以外で感染者が確認された14店の再調査を行っている。
同市では、5月1日以降に確認された60歳以上の感染者の約22%に昼カラオケの行動歴があることが判明。感染者が確認された昼カラオケがほかに14店あり、複数店を渡り歩いていた客もみられた。14店の中には複数の感染者が確認され、クラスター化する恐れのある店もあるという。
市保健所は「昼カラオケを安全に楽しんでほしい」として、マイクの共用を避けるなどの感染予防策をとるよう呼びかけている。
8日までの市保健所の調査では、病院や施設での集団感染を除いた感染者193人うち27人の行動歴に昼カラオケが確認された。特に60歳以上では、109人のうち24人が昼カラオケを利用していた。
27人のうち10人が同じ喫茶店で確認され、市はこの店の10人を「昼カラオケで感染した可能性が高い」として市内10件目のクラスターと認定。10日までに3人増えて計13人となった。
北海道では10日、札幌市の4人を含む5人の感染が確認されたが、5人ともすでに判明している感染者の濃厚接触者だった。
5月末以降、濃厚接触者全員の検査が実施されており、今後も感染確認が続く可能性がある。
札幌市以外の1人ついて、道は同市東区の北洋銀行光星支店に勤務する女性社員であることを明らかにした。同じ支店で4日に感染が判明した女性社員の濃厚接触者という。
道によると、10日午後5時時点の道内の感染者は延べ1137人。治療中の患者は125人で、うち12人が重症。10日までに計91人が亡くなった。
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