ミナス・ジェライス州政府は州内の黄熱病発生地域において公衆衛生上の非常事態を宣言、13日付官報で告知した。非常事態宣言は180日間効力を持つ。
同州内では今年に入ってからこれまでの間に、黄熱病の症状を持つ人30人が死亡している。
同日付の報道によると、非常事態宣言の対象はいずれも同州東部のコロネル・ファブリシアノ、ゴベルナドール・バラダレス、マニュミリン、テオーフィロ・オトニ各保健管区。これらの管区内には合計152の自治体がある。
黄熱病は急性熱性感染症で、早急に手当てがなされない場合は約1週間で死に至る可能性がある。厚生省によると、黄熱病のウイルスの主な宿主はサルで、ウイルスは蚊によって媒介される。同州保健局によれば、農村地帯ではハエマゴグスという蚊が、また都市部ではネッタイシマカという蚊が媒介する。同局は、これまでのところ都市部での感染報告は受けていないとしている。
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