松山市の病院で、入院患者や職員合わせて30人余りがインフルエンザに集団感染し、このうち50代から90代の患者3人が死亡したことがわかりました。病院は院内感染と見て対策を進めています。
インフルエンザの集団感染が起きたのは、松山市にある「野本記念病院」です。…
病院によりますと、今月10日から14日にかけて、20歳から99歳までの入院患者合わせて24人がインフルエンザと診断されました。
また、病院の職員10人もインフルエンザにかかり、感染した人は合わせて34人に上るということです。
感染した入院患者のうち、今月12日には51歳の男性が、14日には99歳の女性が、また、16日になって88歳の女性がそれぞれ死亡したということです。
病院によりますと、ほかの患者は快方に向かっていますが、今も12人がインフルエンザの治療を受けているということです。
病院の藤原康史院長は院内感染と見られるとしたうえで、「亡くなった患者のご冥福を祈るとともに、ご家族にお悔やみを申し上げたい」と述べました。
そのうえで、「感染拡大を止められなかったことは反省しているが、対策が不十分だったとは思っていない」と話していて、引き続き対策を進めているということです。
愛媛県では、今月に入ってインフルエンザの感染が拡大し、県は今月11日にインフルエンザ注意報を出して、手洗いなどの対策の徹底を呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20170117/k10010842961000.html