2021/11/25【ノロウイルス:食中毒】飲食店が調理した弁当で21人食中毒 ノロウイルスと断定 /長崎県
諫早市の飲食店が調理した弁当を食べた21人の男女が、下痢やおう吐などの症状を訴え、保健所は、店の弁当が原因のノロウイルスによる食中毒が発生したと断定し、この店を25日から2日間の営業停止処分としました。
営業停止処分となったのは諫早市の飲食店、「ブルースカイ」です。
県によりますと、今月19日にこの店で調理された弁当を食べた21歳から65歳の男女21人が、下痢やおう吐などの症状を訴え、症状のあった人や調理従事者からノロウイルスが検出されたということです。
症状を訴えた21人のうち、5人は病院を受診しましたが、入院した人はおらず、全員、快方に向かっているということです。
県央保健所が調べたところ、ノロウイルスが検出されたほか、症状を訴えた人が共通して食べたのはこの弁当以外にないことから、保健所はこの店の弁当が原因のノロウイルスの食中毒と断定しました。
この店は、今月22日から営業を自粛していますが、保健所は店を25日と26日の2日間、営業停止の処分としました。
県では、最近、発生しているノロウイルス中毒の8割は、飲食店の調理従事者による食品の二次汚染が原因だとして、調理従事者の体調を確認し、下痢や嘔吐などの症状がある人は、食品を取り扱う作業を行わないことや、調理の前にはせっけんを使って入念に手を洗うことなどを呼びかけています。