2022/01/11【アニサキス:寄生虫】寄生虫“アニサキス”による食中毒相次ぐ 金沢市内の飲食店 /石川県
金沢市内の飲食店で寄生虫の「アニサキス」による食中毒が相次ぎ、市の保健所では調理の際の注意を呼びかけています。
金沢市保健所によりますと、1月7日に金沢市田上の里の「海天すし田上店」でアジやブリなどのすしをテイクアウトして食べた40代の男性が、吐き気などを訴えて市内の病院を受診したところ、胃から寄生虫の「アニサキス」が見つかりました。
また、1月8日に金沢市もりの里の「炉ばたや火富良」でしめさばなどを食べた20代男性も腹痛を訴え医療機関でアニサキスが見つかったということです。
2人は回復傾向にあるということですが、保健所は2つの飲食店の食事が原因の食中毒と断定し、いずれも11日の1日の営業停止処分としました。
保健所によりますと、市内では今年度アニサキスによる食中毒が今回を含めてこれまでに5件発生しているということです。
アニサキスはサバやアジ、それにイカなどの魚介類に寄生していて、保健所は、調理する際にアニサキスがいないか丁寧に確認するとともに、マイナス20度以下で24時間冷凍するか、70度以上で加熱するよう呼びかけています。