2022/01/19【新型コロナウイルス:COVID-19】過去最多291人感染 保育施設などクラスター3件 栃木県内、新型コロナ /栃木県
県内では18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに計291人確認された。1日の新規感染者数では昨年8月19日の273人を上回り、過去最多を更新した。県内の累計感染者数は1万7491人。事業所や高齢者施設、保育施設でクラスター(感染者集団)が3件発生し、昨年12月25日以降では計18件に上っている。感染力が強いオミクロン株への置き換わりが進み、感染拡大に歯止めがかからない状態となっている。
県は同日、80歳以上の男性1人が16日に死亡したと発表。救急搬送先の病院で亡くなった後、検査で感染が分かった。死者は計119人となった。
新規感染者は10歳未満~80代の男女。居住地別では宇都宮市81人、佐野市40人、足利市27人、小山市26人、栃木市20人などと続いた。
クラスターは真岡市の事業所で8~16日に従業員5人が感染。那須烏山市の高齢者施設では15~17日に入所者19人、職員5人が感染した。鹿沼市の保育施設では17日に職員6人、園児1人の感染が判明した。県はマスクなしでの会話や接触感染などが原因とみている。
県内の警戒度(レベル0~4)は「レベル2(警戒を強化すべきレベル、感染拡大期)」。17日時点で、直近1週間の検査陽性率(17・2%)が過去最高となり、人口10万人当たりの新規感染者数(62・6人)とともに「レベル3(対策を強化すべきレベル)」以上の水準に達している。
県と宇都宮市は18日、計1061件を検査(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は54万8313件、退院者1万5999人、入院者155人、宿泊療養者251人、自宅療養者996人、入院調整中65人、重症者0人。