2022/02/16【ノロウイルス:食中毒】県内でことし初確認 ノロウイルスで30人が食中毒 秋田・三種町 /秋田県
2月12日、秋田県三種町内の介護施設で、給食を食べた30人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、能代保健所はノロウイルスが原因の食中毒と断定した。秋田県内で食中毒が確認されたのは2022年に入って初めて。
秋田県生活衛生課によると、食中毒が確認されたのは三種町浜田の3つの介護施設。
2月11日から12日に共用の給食施設で調理した給食を食べた入所者30人が、12日から下痢や嘔吐、発熱の症状を訴えた。
能代保健所の調査によると、患者10人と調理従事者1人からノロウイルスが検出されたことから、調理された料理が原因と断定している。
施設では自主的に給食の提供を自粛しているが、保健所は16日から4日間、給食の停止処分とした。
患者の症状は軽く、快方に向かっている。2022年に入って秋田県内で発生した食中毒はこれが初めてで、県は手洗いや消毒など衛生管理の徹底を呼びかけている。