2020/06/16【新型コロナウイルス:COVID-19】高齢者施設入居の80代男性感染 岐阜市 /岐阜県
岐阜市は15日、新たに市内の高齢者福祉施設に入居する80代男性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。施設には入居の高齢者が約30人、職員が約20人おり、市は施設内で感染が広がっていないか調べるため検体検査を急ぐ。県内での感染者の確認は6日ぶり。
市によると、男性は10、11日から食欲低下や腹痛の症状が出た。13日は下痢、14日は37度台の発熱があり、病院に入院した。肺炎の症状はあるが、重症ではないという。
施設で男性は個室に入居していた。他の入居者や職員に15日時点で症状のある人はいないという。感染経路は分かっていない。県内での感染者は計154人となった。
また、9日に感染が確認されたJR岐阜駅周辺の風俗店に勤務する20代女性について、市は14、15日に元従業員1人、系列2店舗の従業員9人の検体検査を行い、全員の陰性を確認した。
8日に感染が判明した土岐市の看護師の40代女性が重症化し、15日に人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を装着した。
このほか、県は15日までに、パキスタンから成田空港に帰国した県内在住の外国籍の30代女性と、10歳未満の娘の感染を確認した。
県内の医療機関に入院しているのは、空港検疫での陽性判明者も含め10人となった。