2022/04/19【レジオネラ】鹿児島・薩摩川内市 温泉施設でレジオネラ菌検出 県が営業停止命令 /鹿児島県
鹿児島県薩摩川内市内の温泉施設でレジオネラ菌が検出されたとして、県は18日、この施設に営業停止命令を出しました。この施設を利用した70代の男性が発熱などで一時入院したということです。
営業停止命令を受けたのは、薩摩川内市隈之城町の「隈之城温泉」です。
県によりますと、3月30日にこの施設を利用した70代の男性が、発熱やけん怠感などの症状を訴えて11日間入院し、レジオネラ症と診断されました。
県の川薩保健所が立ち入り調査をしたところ、施設から、基準値の約35倍のレジオネラ菌が検出されたということです。
県は、発生の原因について「施設の清掃や消毒が不十分だった可能性がある」としています。
この施設は、4月5日から営業を自粛していますが、県は18日付で営業停止命令を出しました。
県によりますと、この温泉施設の利用者が1日あたり約150人いたということで、県は、この施設を利用して倦怠感や発熱などの症状がある人は、医療機関を受診するよう呼びかけています。