2022/05/02【有毒植物:食中毒】スイセンによる食中毒 3人に症状 ニラに混ざり誤食 /新潟県
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新潟市保健所は2日、スイセンが原因の食中毒が発生し、男女3人が治療を受けたと発表しました。3人は新潟市西区で同居する40代〜70代の男女の家族で、何れも回復しているということです。
新潟市保健所によりますと患者は4月30日、知人が栽培したニラをもらい自宅で調理して食べたところ、約30分後に嘔吐や下痢、めまい、立ちくらみなどの症状が現れたということです。3人は医療機関に救急搬送され、現在は回復しているということです。
市保健所の調査の結果、残っていたにニラにスイセンが混ざっていたことが分かりました。市保健所は発症までの潜伏期間や症状から、スイセンが原因の食中毒と断定しました。
スイセンにはリコリン、タゼチンなどの有害物質が含まれていて、2012年から2021年に全国で62件の食中毒が報告されています。ニラと間違うケースが多いということです。
市保健所は、食用植物と観賞用植物は並べて植えず、明確に区分けしたり、ネームプレートを付けたりして栽培するよう注意を呼び掛けています。