2022/07/07【サルモネラ:食中毒】園児と職員、108人食中毒 船橋の保育所 給食からサルモネラ菌 /千葉県
船橋市保健所は6日、市内の私立保育所で施設内調理された給食を食べた108人(園児86人、職員22人)に下痢や血便などの症状が出て、便からサルモネラ菌を検出したと発表した。保存してあった給食からも同菌が検出され、給食を介した集団食中毒と断定した。発症した園児は1~6歳で、うち6人は一時入院した。
同保健所によると、6月27日に市内医療機関から「同じ保育所の園児10人が発熱や腹痛で受診した」と届け出があった。同菌は給食メニューのうち、6月23、24日に提供された計3品(サンドイッチとサラダ)から検出したことから、この2日間の給食で広がったと判断した。食べた園児と職員計157人のうち約7割で発症。多くは既に回復したという。
同保育所は27日に給食施設の使用を自粛し、翌28日からは臨時休園。7月6日に保育を再開したが、給食は健康確認や再発防止策が整うまで見合わせる。