2022/07/27【腸管出血性大腸菌:O157】園児9人がO157 2人入院も重症者はなし 群馬県前橋市の保育園 /群馬県
前橋市保健所は27日、同市石倉町の保育園に通う園児9人が、腸管出血性大腸菌O157に感染したと発表した。感染経路は特定されていない。感染したうち2人は入院し治療を受けたが現在は退院している。重症者はいない。
保健所によると11日、県内保健福祉事務所から同園に通う園児1人がO157に感染しているとの連絡を受け調査した。24日までに新たに園児8人の陽性を確認した。
保健所は、同園に対し職員の健康状態の報告や感染防止対策などを指導した。
O157は菌が付いた手で食べ物を口にするなどして感染し、下痢や腹痛、発熱などが症状。抵抗力が弱い乳幼児や高齢者が感染すると、溶血性尿毒症候群(HUS)になり重症化することもある。
保健所は丁寧な手洗いや食材の十分な加熱など、予防対策を呼びかけている。