2017/04/29【マダニ】春から活発「マダニ」 媒介感染症に注意、静岡県が危機管理情報 /静岡県
【マダニ】春から活発「マダニ」 媒介感染症に注意、静岡県が危機管理情報 /静岡県
静岡県は28日、マダニが媒介する感染症に対する危機管理情報を発表した。県疾病対策課は「春から秋にかけてマダニの活動が活発になる」として、レジャーや農作業の際に注意するよう呼び掛けている。
マダニが媒介する主な感染症は「日本紅斑熱」と「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」。西日本で感染が広がっている。
日本紅斑熱はマダニにかまれてから、2~8日の潜伏期間の後、高熱や発疹が現れ、重症化し死に至るケースもある。県内では過去2年で県東部に住む4人が発症し、1人が死亡した。
重症熱性血小板減少症候群は6~14日の潜伏期間の後、発熱や消化器症状が出る。致死率は30%とされる。県内でこれまでに患者は確認されていないが、県内で採取したマダニからSFTSウイルスが検出されている。
マダニは主に野生動物が出没する場所や、民家の裏庭、畑に生息する。同課は、こうした場所に入る場合は肌の露出を少なくし、虫よけ成分「ディート」が含まれる忌避剤を使用するなどの対策を求めている。
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/354260.html