2017/06/20【カンピロバクター】報道発表資料 食中毒の発生について /大阪
【カンピロバクター】報道発表資料 食中毒の発生について /大阪
平成29年6月15日15時30分頃、大阪市北区民から食中毒の疑いに関する届出が保健所にありました。
その届出内容は、「平成29年6月11日に大阪市旭区内の飲食店をグループで利用した後、食中毒様症状を呈した。他にも数名が同様の症状を呈しているようだ。」ということでした。
調査をしたところ、当該グループは40名で、平成29年6月11日18時頃から飲食店「旬鮮粋処 かくれ」において、鶏のむね肉のカルパッチョ等を含むコース料理を喫食し、うち10名が平成29年6月14日1時頃から平成29年6月15日19時頃にかけて、腹痛、下痢、発熱等の食中毒様症状を呈していることが確認されました。
発症者10名の共通食は「旬鮮粋処 かくれ」で調理、提供された料理以外になく、その発症状況が類似していること、発症者の糞便からカンピロバクターが検出されたことから、当該施設を原因とする食中毒と断定し、営業者に対し、本日から2日間、当該施設の営業停止を命じました。
なお、営業者は平成29年6月19日から当該施設の営業を自粛しています。
【発症者の状況】
発症者 10名(男:8名(18歳から34歳)、女:2名(25歳から46歳))うち受診者 7名(入院者なし)※発症者は快方に向かっています。
【主症状】
腹痛、下痢、発熱等
【原因施設】
名 称:旬鮮粋処(しゅんせんいきどころ) かくれ
所在地:大阪市旭区大宮1丁目14番25号
営業者:松谷 保幸(やすゆき)
業 種:飲食店営業
【病因物質】
カンピロバクター
【推定原因食品】
平成29年6月11日夜に提供されたコース料理
<コース料理の内容>
鶏のむね肉のカルパッチョ、手羽元と大根の煮込み、オニオンリング、豚肉となすのみそ炒め、鶏の天ぷら、サラダうどん、枝豆 等