2017/06/22【カンピロバクター】焼肉店で中学生32人が食中毒 カンピロバクター検出 江戸川区 /東京
【カンピロバクター】焼肉店で中学生32人が食中毒 カンピロバクター検出 江戸川区 /東京
東京・江戸川区の焼肉店で今月12日に食事した中学生ら66人のうち、32人が発熱や腹痛などの症状を訴えていたことが判明し、保健所の調査でカンピロバクターによる食中毒だとわかった。
食中毒が発生したのは、江戸川区西葛西5丁目の「しちりん炭火焼 鉄人 西葛西店」。
今月16日、区の教育委員会から「区内の中学校で生徒が食中毒症状で欠席している」と報告を受けた江戸川保健所が調査した結果、4歳〜15歳の患者が12日午後5時半から同10時にかけて、同店で焼き鳥や鶏レバー、豚の内臓などを食べていたことがわかった。
東京都福祉保健局によると、患者のうち15歳の男子生徒が入院し、6人の便から「カンピロバクター」が検出されたことから、食中毒だと断定した。
カンピロバクターは、家畜やペット、野鳥などあらゆる動物の腸内に生息するらせん状の細菌で、食肉処理や流通過程で牛や豚、鶏などの肉やレバーを汚染し、加熱が不十分だと感染する。
江戸川区は同店に対し、21日から6日間の営業停止を命じた。