【マラリア】マラリア流行のピーク近づき、対応を強化 /南スーダン
雨期の南スーダンでマラリアの流行がピークに近づいている。南スーダンでは主な死因となっている病気で、特に子どもの感染リスクが高い。
国境なき医師団(MSF)は2016年、30万件以上の治療を行った。このうち25万件はピーク期の3ヵ月に集中していた。
現在、MSFはアウェイルで子どもを対象とした治療の準備を進めている。受け入れは数千人規模を想定している。
MSFが小児科と産科病棟を運営しているアウェイル病院では小児用ベッドを20床追加した。また、薬局の在庫の補充や、重症者が一斉に来院するケースに備えた病院スタッフへの研修を行った。
ただ、昨年のピーク期にはアウェイルだけで5500人の重症者を受け入れたことから、こうした準備だけでもまだ足りないかもしれない。
http://www.msf.or.jp/news/detail/headline_3503.html