【研究報告】他人の細胞投与で肝硬変治療、国内初の臨床試験開始
肝硬変の患者に対し、他人の細胞による製剤を投与する国内初の臨床試験が始められることになりました。
「ほかの人からもらう細胞をきちんと製剤化することによって、必要な患者さんに対して迅速に新しい再生医療製剤を提供することができる」(新潟大学大学院 医歯学総合研究科 寺井崇二 教授)
肝炎ウイルスなどに感染することで肝臓が硬くなる「肝硬変」の患者は、国内におよそ40万人いるとされています。
新潟大学とロート製薬は27日、肝硬変の患者に対し「他人の脂肪組織の幹細胞を培養した製剤」を投与し、肝臓を再生する国内初の臨床試験を始めると発表しました。
「世界にも先駆けてのこの研究が是非いい成果につながり、そして早く製品化にこぎつけて、患者さんをお救いすることができればと切望する次第です」(ロート製薬 山田邦雄 代表取締役会長兼CEO)
ロート製薬は「2020年度の承認を目指し、臨床試験を行っていきたい」としています。
http://www.excite.co.jp/…/soci…/20170728/Tbs_news_97921.html