2017/08/04【マダニ感染症】マダニ感染症 急増2.8倍、九州・山口
【マダニ感染症】マダニ感染症 急増2.8倍、九州・山口
マダニなどを介して発症する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染が急増している。
7月26日までに国立感染症研究所に報告があった今年の感染者数は計51人で前年同期の約1.5倍。特に九州・山口は約2.8倍の34人に上っている。
読売新聞が九州・山口各県に取材したところ、34人のうち少なくとも8人が死亡しており、識者は感染防止への対策を呼びかけている。
マダニは体長数ミリ程度で草地や野山に生息し、血を吸うと1センチ以上まで大きくなる。SFTSはウイルスを持つマダニにかまれることでうつると考えられてきたが、昨年夏頃にSFTSを発症したとみられる野良猫にかまれて感染し、50歳代の女性が死亡した事例も確認されている。
国立感染症研究所によると、今年7月26日までに感染報告があったのは西日本の14県。
感染件数は長崎県の9人が全国最多で、山口県と鹿児島県が各8人、宮崎県が7人で続いた。読売新聞の取材で、少なくとも山口県と鹿児島県で各3人、長崎県で2人が感染後に亡くなっていることがわかった。
http://www.yomiuri.co.jp/kyus…/news/20170804-OYS1T50041.html