【サルモネラ】園児76人 田辺の保育所、給食が原因 /和歌山
県は8日、田辺市文里2のあゆみ保育所で集団食中毒が発生し、給食を食べた0~5歳児の76人が下痢や発熱、嘔吐(おうと)の症状を訴えたと発表した。重症者はおらず、全員快方に向かっているという。
県は同保育所内で「南紀メディフ」が調理、提供した給食を原因とする食中毒と断定、同社を8日から5日間の営業停止にした。
県によると、7月28日夜から多数の園児が相次いで症状を訴え、複数人の検体から食中毒の原因となるサルモネラ属菌を検出した。
菌の潜伏期間から7月27日か28日の給食が原因とみられる。両日は園児ら155人が給食を食べたという。
県内では今年1月、御坊市の給食センターで調理した給食が原因で児童・生徒763人が発症した集団食中毒が起きている。
https://mainichi.jp/articles/20170809/ddl/k30/040/373000c