【コレラ】イエメンでコレラ感染50万人超 「世界最大規模の流行」 /イエメン
WHO=世界保健機関は、内戦の影響でコレラの感染が広がっている中東のイエメンで、感染が疑われる人が50万人を超え、このうち2000人近くが死亡したと発表し、「世界最大規模の流行だ」としてさらなる感染拡大を防ぐため国際社会の支援を求めています。
政権側と反体制派の対立に、隣国のサウジアラビアなどが介入し内戦が長期化している中東のイエメンでは、コレラの感染が広がっていて、WHOは14日、感染が疑われる人が13日の時点で50万3484人となり、このうち1975人が死亡したと発表しました。
感染拡大の背景には、内戦の影響でゴミや下水の処理が十分に行われなくなり衛生状態が悪化していることや、半数以上の医療機関が機能していないことがあり、WHOは、1日におよそ5000人が新たに感染しているおそれがあると指摘しています。
イエメンでのコレラの感染拡大をめぐっては、ICRC=赤十字国際委員会も、このままでは感染が疑われる人の数が60万人以上にのぼるおそれがあると警告しています。
WHOは、現地での診療態勢の整備など対策を急いでいますが、イエメンでのコレラの感染は「世界最大規模の流行だ」としてさらなる感染拡大を防ぐため国際社会の支援を求めています。
http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20170815/k10011099961000.html