【RSウイルス】RSウイルス、神奈川で猛威…過去10年で最多 /神奈川県
乳幼児が感染すると重症に陥る危険性もある呼吸器感染症「RSウイルス感染症」が神奈川県内で流行している。
患者数は6月下旬から増え続け、7月下旬から今月上旬にかけて過去10年で最多となった。
県衛生研究所は手洗いやうがい、マスク着用などでの感染予防を呼びかけている。
県衛生研究所によると、県内215の小児科から報告があった平均患者数は7月31日~8月6日の1週間で2・4人で、患者数は前週から131人増えて計519人。
2008年以降で平均患者数が2人を超えたことはなく、今年は猛威を振るっている。特に患者数の多かったのは厚木保健福祉事務所管内(厚木、海老名、座間市など)の8・1人(計89人)だった。
RSウイルス感染症は、数日の潜伏期間の後、鼻水やせきが出て、発熱を伴うこともある。乳幼児や高齢者を中心に気管支炎や肺炎を引き起こす場合がある。
県内では今夏、乳幼児を中心に手足口病も流行しており、この疾患についても手洗いなどによる予防が重要だという。