2017/09/15【腸管出血性大腸菌:O157】総菜店の衛生指針策定へ=O157食中毒で緊急会議 /群馬県
【腸管出血性大腸菌:O157】総菜店の衛生指針策定へ=O157食中毒で緊急会議 /群馬県
前橋市の総菜店の炒め物などを食べた女児(3)が、腸管出血性大腸菌O157による食中毒で死亡した問題を受け、群馬県と前橋、高崎両市は15日、緊急会議を開き、1カ月以内をめどに県内の総菜店を対象とした衛生管理の指針を策定することを決めた。
女児は、前橋市の「でりしゃす六供店」で8月11日に調理、販売された炒め物やてんぷらなどを食べ、容体が悪化。今月上旬に死亡した。店では当時、炒め物などはトングを使って大皿から取り分ける販売形式で、ふたは付いておらず、トングも使い回せる状態だった。
市は、加熱調理後にトングや利用客から二次汚染した可能性もあるとみている。指針策定に当たってはこの点を重視し、露出販売型の総菜店を対象に、トングや大皿の衛生対策のほか、客の入店時に消毒を求めることも検討する。