【食品衛生】食中毒防止へ調理施設など一斉検査 /石川県
群馬県で惣菜を食べた3歳の女の子が、腸管出血性大腸菌O157が原因で亡くなるなど、食中毒には万全の注意が必要です。本格的な秋の行楽シーズンを前に、調理施設の衛生管理を指導する一斉検査が15日から県内で始まりました。
羽咋市の「道の駅・のと千里浜」では、保健所の食品衛生監視員が厨房に入り、食材の管理方法を調べたほか、まな板や厨房にある器具の汚れ具合を検査しました。群馬県の店で販売された惣菜を食べた、3歳の女の子が亡くなる食中毒事件が起きたこともあり、職員らは食肉の取り扱いや保管状況などについても、入念に確認していました。
県薬事衛生課の山本紀彦専門員は「調理する時にはしっかりと加熱をする。手洗いをしっかり行うことを今一度注意してほしい」と話しました。
今年度、県内で発生した食中毒は3件15人と、去年の同じ時期より減っていますが、県では、これからキノコ類やノロウイルスによる食中毒が増える時期となるため、一層の注意を呼びかけています。